ココモ法とは
「ココモ法」はカジノゲームの中で定番中の定番の必勝法です。
ココモ法の特徴をまとめると、
- 前2回のベット額の合計を賭けるベット法
- 3倍の配当が得られるゲームで利用される
- 連敗が続くほど勝ったときの利益が大きくなる
という3点が挙げられます。
3倍の配当が出るゲームとは、たとえばルーレットにおいて「ダズンベット」「コラムベット」などに賭ける場合が代表的です。勝率が「約3分の1」の賭けということになりますね。
(ココモ法は、ルーレットの必勝法の代表例として紹介されることが多いです。)
ココモ法について詳しく解説していきます。
ココモ法のシミュレーション
1ドルベットから始めた場合のココモ法のシミュレーションを表にまとめました。
ゲーム回数 | ベット額 | 累計赤字 | 配当 | 利益 |
1回目 | 1ドル | 1ドル | 3ドル | 2ドル |
2回目 | 1ドル | 2ドル | 3ドル | 1ドル |
3回目 | 2ドル | 4ドル | 6ドル | 2ドル |
4回目 | 3ドル | 7ドル | 9ドル | 2ドル |
5回目 | 5ドル | 12ドル | 15ドル | 3ドル |
6回目 | 8ドル | 20ドル | 24ドル | 4ドル |
7回目 | 13ドル | 33ドル | 39ドル | 6ドル |
8回目 | 21ドル | 54ドル | 63ドル | 9ドル |
9回目 | 34ドル | 88ドル | 102ドル | 14ドル |
10回目 | 55ドル | 143ドル | 165ドル | 22ドル |
<ココモ法の流れ>
1回目は1ドルを賭けます。賭けに勝てば3ドルの配当が出て2ドルの利益になります。
1回目に負けた場合、2回目も1ドルを賭けます。賭けた時点で赤字は累計で2ドルに。賭けに勝てば3ドルの配当が出て2ドルの赤字を相殺し、1ドルの利益を獲得します。
もし賭けに勝った場合、次は1回目に戻り、再び1ドルをベットします。
2回目にも負けた場合、3回目は1回目の賭け金の1ドルと、2回目の賭け金の1ドルを足した2ドルをベットします。賭けた時点で赤字は累計で4ドルに。賭けに勝てば6ドルの配当が出て4ドルの赤字を相殺し、2ドルの利益を獲得します。
もし賭けに勝った場合、次は1回目に戻り、再び1ドルをベットします。
3回目にも負けた場合、4回目は2回目の賭け金の1ドルと、3回目の賭け金の2ドルを足した3ドルをベットします。賭けた時点で赤字は累計で7ドルに。賭けに勝てば9ドルの配当が出て7ドルの赤字を相殺し、2ドルの利益を獲得します。
以下、4回目以降も繰り返し。
ココモ法のメリット
上の表からも分かる通り、ココモ法のメリットとしては、
- 連敗するほど最後に勝てば利益が大きくなる
- 連敗しても思ったほど赤字が累積しない
- ベット額も思ったほど大きくならず、長く利用できる
という3点が挙げられます。
この3つのココモ法のメリットはマーチンゲール法と比較することでより鮮明になります。
マーチンゲール法はカジノゲームで最も有名とも言える必勝法で、
- 負けたらベット額を2倍にしていく
- 最後に勝てば、最初に賭けた金額と同額の利益を得られる
という2点が最大の特徴です。
■マーチンゲール法の詳細はこちらで解説しています

マーチンゲール法は連敗する度にベット額を倍々に増やしていくため、
- 累積していく赤字が大きい
- ベット額が莫大な金額になる
というデメリットがあります。
連敗に強い
ココモ法とマーチンゲール法において連敗した場合の累計赤字、ベット額を比較してみましょう。
ゲーム回数 | ベット額(C) | 累計赤字(C) | ベット額(M) | 累計赤字(M) |
1回目 | 1ドル | 1ドル | 1ドル | 1ドル |
2回目 | 1ドル | 2ドル | 2ドル | 3ドル |
3回目 | 2ドル | 4ドル | 4ドル | 7ドル |
4回目 | 3ドル | 7ドル | 8ドル | 15ドル |
5回目 | 5ドル | 12ドル | 16ドル | 31ドル |
6回目 | 8ドル | 20ドル | 32ドル | 63ドル |
7回目 | 13ドル | 33ドル | 64ドル | 127ドル |
8回目 | 21ドル | 54ドル | 128ドル | 255ドル |
9回目 | 34ドル | 88ドル | 256ドル | 511ドル |
10回目 | 55ドル | 143ドル | 512ドル | 1023ドル |
「C」=ココモ法、「M」=マーチンゲール法
このように10連敗した時点での累計赤字はココモ法で143ドルなのに対して、マーチンゲール法は1023ドルと膨大です。9連敗後の10回目のベット額もココモ法は55ドルなのに対して、マーチンゲール法は512ドルと5万円を超えてきます。
ココモ法の方が少ない予算でゲーム回数を多く遊ぶことができる、つまり連敗に対して強いと言えます。
(ただし、マーチンゲール法は勝率が約50%とココモ法より高いゲームで使われる点は有利です。)
ココモ法の10連敗以降のベット額、累計赤字、配当、利益を表にしてみました。
ゲーム回数 | ベット額 | 累計赤字 | 配当 | 利益 |
11回目 | 89ドル | 231ドル | 267ドル | 36ドル |
12回目 | 144ドル | 375ドル | 432ドル | 57ドル |
13回目 | 233ドル | 608ドル | 699ドル | 81ドル |
14回目 | 377ドル | 985ドル | 1131ドル | 146ドル |
15回目 | 610ドル | 1595ドル | 1830ドル | 235ドル |
16回目 | 987ドル | 2582ドル | 2961ドル | 379ドル |
17回目 | 1597ドル | 4179ドル | 4791ドル | 612ドル |
18回目 | 2584ドル | 6763ドル | 7752ドル | 989ドル |
19回目 | 4181ドル | 10944ドル | 12543ドル | 1599ドル |
20回目 | 6765ドル | 17709ドル | 20295ドル | 2586ドル |
たとえば1万ドル(約100万円)の予算を持ってプレイしていれば17連敗までは耐えることが可能で、18回目に勝てれば利益を上げることができる計算になります。そして18回目に賭けに勝利すれば989ドル(約10万円)の利益を獲得することが可能です。
このようにココモ法では比較的少額の予算でもある程度、連敗に耐えることができ、ベット額も少額に抑えられ、勝ったときには大きく利益を得ることができます。
ベット額が少額になるということは、カジノゲームの場に設けられたテーブルリミット(最大ベット額)の制限にも引っかかりにくいというメリットがあります。
ルーレットでは5万ドルのテーブルリミットを設定されている場もあり、最大ベット額に引っかかることは滅多にありません。ただし、最低ベット額が設定されていることもあり、その場合、最初に1ドルベットからスタートすることができない可能性がありますので、確認は忘れないようにしてくださいね。
逆にテーブルリミットが1ドル未満の場もあります。
<テーブルリミットの高いルーレットの例>
- Rapid Auto Roulette(0.1ドルから5万ドル)
- Classic Auto Roulette(0.25ドルから5万ドル)
- VIP Auto Roulette(0.5ドルから5万ドル)
いずれもベラジョンカジノのライブカジノで遊べる「NETENT」のライブルーレット。
ココモ法のデメリット
さて、さっそくココモ法を試してみたくなった方もいるかもしれません。
しかし完全無欠の必勝法であれば、誰もが実践に移し稼ぎまくっているはずです。
当然、ココモ法にはデメリットがあり、予算が破産してしまう危険性も孕んでいます。
ココモ法の最大のリスクは連敗のしやすさにあります。
勝率が約3分の1のゲームで使う戦略のため、自ずと連敗する確率は上がります。
「いやいや、15連敗する確率なんて、3分の2の15乗だから、0.22%やで!」
「20連敗する確率は0.03%だし、絶対に大丈夫でしょ!」
という声が聞こえてきそうです。
しかし、どういうわけか大型連敗というのはやってくるわけです。
大型連敗はいつかやってくるものと思っておいた方が良いです。
だからココモ法を過信して、予算の全てを戦略に注ぎ込んでしまうのは危険。
娯楽を兼ねているならまだしも、余裕のない資金であればなおさらです。
損切りが大切
そこでおすすめは損切りを行う改良版のココモ法です。
たとえば6連敗や7連敗したら、一度損切りしてその時点での累計赤字を受け入れます。
そして、再びベット額を1ドルに戻し、ココモ法を繰り返していきます。
赤字を小さくして、小さい利益を積み重ねていき、長く健全にカジノを楽しめれば理想的です。
■ココモ法と同じく勝率約33%のゲームに使われるモンテカルロ法はこちら



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