オンラインカジノの運営ライセンスを知ろう
「オンラインカジノ」と言葉を見ると「胡散臭い」と感じる方も少なからずいるのではないでしょうか?
実際、2020年の今日までの間に、たくさんのオンラインカジノが生まれては消え、特に業界の黎明期には、詐欺まがいのオンラインカジノが混じっていたことも事実です。
「なんとか安全に遊べるオンラインカジノを見極める方法はないものか」
そんな時に1つの基準と安心を与えてくれるのが運営ライセンスです。
特に、運営ライセンスの「発行国(質)」を確認することが大切です。
2020年現在では、ライセンスと発行元を見ることで、ある程度は安心してプレイできるオンラインカジノを見極めることができる仕組みが確立されていると言っても良いでしょう。
「これから新たにオンラインカジノに登録しようと思っている」
という方であれば、運営ライセンスについて少し知識を持っていて損することはありません。
記事の中で、より詳しく見ていきましょう。
オンラインカジノの運営ライセンスについて
オンラインカジノの運営ライセンスという仕組みは1994年にカリブ海の小国「アンティグア・パーブーダ」という国で、運営ライセンスの発行を行う法律が可決されたことで誕生しました。
ちなみに「アンティグア・パーブーダ」はイギリス連邦加盟国の1つで、今日オンラインカジノのライセンスを発行している国の多くはイギリス連邦加盟国となっています。
「国」「法律」という言葉からも分かるように、オンラインカジノの運営ライセンスは政府機関もしくはそれに準ずる機関が発行の役割を担っています。
運営ライセンスは国が審査・監視しているので、民間企業が発行するより安心感も高まります。
運営ライセンスを取得しなければ違法
大前提として、運営ライセンスを取得していないオンラインカジノは違法運営になります。
オンラインカジノ自体が合法運営されるためには、
- オンラインカジノが合法な国で運営されること
- 審査を受けて運営ライセンスを取得すること
という2つの条件を満たさなければいけません。
ライセンスの証明ページが見つからないオンラインカジノは危険性が高いです。
デザインが魅力的で日本語対応していても、ライセンスの確認が取れなければ避けるべきです。
もし独断で心配なら、当サイトから登録できるオンラインカジノで遊ぶようにすると安心でしょう。
運営ライセンスの質、信頼性
ここまでをまとめると、
- 運営ライセンスはオンラインカジノの合法運営のためには必須
- 政府機関が発行していて、ある程度の質と信頼性は担保されている
という話でした。
しかし、今ではオンラインカジノの運営ライセンスを発行する国々もたくさんあります。
審査基準の厳格さも様々で、中には「ちょっと信頼しにくいかも」という評判のライセンスもあります。
そこで、ここから業界の中で信頼性が高いと言われている運営ライセンスと、対象オンラインカジノを紹介します。これから遊ぶオンラインカジノ選びの参考にしてください。
信頼度の高い運営ライセンス
マルタ共和国
マルタ共和国が発行しているライセンス「MGA(マルタ・ゲーミング・オーソリティ)」は、
「マルタライセンスを持っていれば間違いない!」
と言われるほど業界でも信頼性が高いです。
- 公正なカジノ運営
- 経営能力
- サーバー
- 従業員
などが審査されます。従業員まで審査の対象になるなんてスゴいですよね。
さらに、ライセンスを付与して終わりではなく、抜き打ち検査を行っています。
ライセンスには5年の有効期限を設けられていて高額な更新が必要になるため、経営面も含めて健全な運営が継続されていなければマルタライセンスを更新することは難しいと言われています。
もちろん不正や不払いなどの詐欺を働ければライセンスの剥奪もあり得ます。
ただ最近では、マルタライセンスは厳しすぎて別のライセンスに切り替えるカジノも出てきています。
■マルタ共和国のライセンスを持っているオンラインカジノ
- ラッキーニッキーカジノ
- カジノシークレット
- ワンダリーノ
- カジ旅
- チェリーカジノ
- ジャックポットシティ
イギリス
オンラインカジノの運営ライセンスの発行国の多くはイギリス連邦加盟国です。
イギリスは先進国の中でも積極的にギャンブルを合法化した「ギャンブル先進国」でもあります。
その中で、本家本元のイギリスライセンスは最も信頼性が高いライセンスと言えるでしょう。
イギリスのライセンス「Gaming Commission(賭博委員会)」は、イギリス国内でギャンブル関連のサービスを展開するための資格なので、日本国内の私たちには直接的には関係がありません。
オンラインカジノがイギリスでも事業展開する際には取得が必要になるというものです。
私たちが遊ぶオンラインカジノがイギリス国内向けにイギリスライセンスを取得していることが確認できると、イギリスライセンスを取れるのであれば信頼できると考えることができます。
■イギリスのライセンスを持っているオンラインカジノ
- ウィリアムヒルスポーツ(日本市場向けにはジブラルタルライセンス)
オランダ領キュラソー
オランダ領キュラソーのライセンスも業界の中ではメジャーです。
- 公正なカジノ運営
- 支払いなどの資金面
が主な審査の対象となっているライセンスです。
キュラソーは仮想通貨をはじめとした入金・出金方法が豊富なライセンスとして知られています。
様々な入出金方法を活用したいプレイヤーのニーズに応えられるため人気が高いです。
2020年1月にはベラジョンカジノ、インターカジノがライセンスをマルタから乗り換えました。
今日では多くの人気オンラインカジノがキュラソーライセンスを取得しており、信頼できないと言われていた評判も過去のものとなりました。
■キュラソーのライセンスを持っているオンラインカジノ
- ベラジョンカジノ
- インターカジノ
- エンパイアカジノ
- カジノX
- ビットカジノ
- パイザカジノ
- ベットティルト
- ライブカジノハウス
- 10BET JAPAN
ジブラルタル
ジブラルタルライセンスの審査は、
- 過去の実績に基づいて審査が行われる
- 維持費が高額
という2点が特徴的です。
健全運営を積み重ねてきたオンラインカジノでなければ取得できない格式高いライセンスの1つです。
ジブラルタルのライセンスを持っていれば経営面での安定性も高く、配当の支払いも信用できます。
■ジブラルタルライセンスを持っているオンラインカジノ
- ウィリアムヒルスポーツ(日本市場向け)
- ウィリアムヒルカジノクラブ
マン島
マン島はイギリス王室属領の1つです。
オンラインカジノだけでなくランドカジノや、カジノソフトウェアのライセンスも発行しています。
- サーバー
- ソフトウェア
- 従業員の質
などを直接審査される厳しい基準を設けており、信頼性が高いことで知られています。
マン島のライセンスを持っていれば安心だと考えても問題はないでしょう。
■マン島ライセンスを持っているオンラインカジノ
- DORA麻雀
- ジパングカジノ
カナワキ
カナダ領土のカナワキ(カナワケ)も1999年からオンラインギャンブルのライセンスを発行しています。
カナワキが発行するライセンスは「KAHNAWAKE GAMING COMMISSION(カナワキ・ゲーミング・コミッション)」と呼ばれ、業界では老舗ライセンスの1つとなっています。
カナワキライセンスの公式ページはこちらです。
■カナワキライセンスを持っているオンラインカジノ
- パイザカジノ
運営ライセンス以外の仕組み
オンラインカジノの安心、信頼の根拠となるのは運営ライセンスだけではありません。
オンラインカジノが業界として成熟していく過程で、運営ライセンス以外にも利用者を保護するための仕組みが生まれてきています。
さらに、ソフトウェア会社とオンラインカジノの関係性を理解しておくことも、オンラインカジノを安心してプレイするためには大切なので確認しておきましょう。
第三者機関
今ではプレイヤー保護の観点からオンラインカジノを監視する「第三者機関」も複数設立されています。
最も代表的な第三者機関は2003年に設立された「eCOGRA」です。
審査項目は膨大で、「eCOGRA」の審査は1度では通らないという評判もあるほどです。
「ライセンス制度」だけでは信用ならないという方でも、「eCOGRA」による監視を受けてクリアしているオンラインカジノであれば、より安心して遊ぶことができる環境が整ってきていると言えます。
■eCOGRAによる監視を受けているオンラインカジノ
- カジノX
- インターカジノ
ソフトウェア会社との関係
オンラインギャンブル業界でライセンスの取得が義務づけられているのはカジノ側だけではありません。
オンラインカジノで利用されているゲームを開発する「ソフトウェア会社」も審査を受けてライセンスを取得しなければなりません。
ソフトウェア会社は、勝率や還元率(ペイアウト率)の公開も義務づけられ、ライセンスの監視の下で公正なカジノソフトウェアをオンラインカジノに提供する役割を担っています。
まず重要なポイントとして「オンラインカジノ運営会社とソフトウェア会社は別」ということです。
ソフトウェア会社は不正がない優良なカジノゲームをオンラインカジノに提供することで、市場からの評価を獲得しているため、不正ソフトウェアを開発するインセンティブ(動機)がそもそもありません。
また、当然のことながらゲームのプログラムをオンラインカジノ側が書き換えることは不可能です。
この関係性を理解していると、優良なソフトウェア会社が提供しているゲームをオンラインカジノで選ぶことで、イカサマプログラムの心配をすることなく遊ぶことが出来るのではないでしょうか。
ソフトウェア会社の中で特に有名なのは「マイクロゲーミング社」「ネットエント(NETENT)」「playtech(プレイテック)」「Evolution Gaming」「Play’GO」「YGGDRASIL」です。
まとめ
ライセンス、第三者機関、優良ソフトウェア会社は「三種の神器」
- 質の高いライセンスの下で運営されている
- 第三者機関による監視を受けている
- 優良ソフトウェア会社によるゲーム提供
この3つの条件を満たしているオンラインカジノなら、ほぼ間違いなく安心してプレイできると言えます。そのベースというか、基本となるのが運営ライセンスの仕組みです。
「運営ライセンス制度」「第三者機関」による厳しい監視を受けているオンラインカジノは必然的に健全運営が求められます。
今日まで長く運営されているオンラインカジノは信頼できる「本物」と判断しても差し支えないでしょう。
オンラインカジノの中には運営企業が上場しているところもあります。
■運営企業・親会社が上場しているオンラインカジノ
- チェリーカジノ
- ベラジョンカジノ
- インターカジノ
オンラインカジノに公正なゲームを提供している「ソフトウェア会社」の中にも上場企業はあります。
■上場しているソフトウェア会社
- ネットエント(NETENT)
- Playtech(プレイテック)
日本人がギャンブルという言葉に抱くイメージからは想像もできないほど「普通にスゴい」というか、「クリーン」に展開されているのがオンラインカジノ業界です。
どうしても安全性が心配だという時には、運営企業が上場しているオンラインカジノで、上場企業が提供しているソフトウェアで遊ぶと1番かもしれませんが、優良ライセンスを取得しているオンラインカジノであれば、安心してプレイしても差し支えないと結論づけることができます。
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